京都巡礼 ―山住神社-


怨霊の嵐が吹き荒れた1200年前、桓武天皇は、長岡から京都に都を移します。

都を守るため、京都の東西南北の巨石の下に経典を埋めて、仏教の法力結界を張ります。その一つが京都の北、岩倉の「山住神社」の巨石と伝えられています。

今でもこの巨石の下には、経典が埋められています。

 

元々「山住神社」は、社殿がなく、巨石を神が降臨する場「岩座(いわくら)」を崇めた歴史のある古代信仰の遺跡です。

 

この巨石は、頂部が平になっており、人が座るには丁度よい広さでもあるように見えます。

また、この「山住神社」は平地に食い込むようにせり出した山の先端に位置し東を向いているため、朝日がこの巨石に指します。その様子が、神々しく神がこの岩に降り立つに相応しい場所に見えるのだと私は考えています。

 若しくは、本当に降り立つ神の姿を見た人がいたのかもしれません。

 

折をみて、蒼茫の朝に行ってみたいと思います。

 

京都遷都の遺構の一つとなります。