京都岡崎にある、名勝 無鄰菴の『もみじ茶会』に行ってきました。
毎年、もみじの見頃の時期にあわせて開催される『もみじ茶会』
普段は立ち入れないお茶室の見学や
一般公開されていない二階の座敷で、お点前を楽しむことができます。
京都のお寺に行くと、時々、お抹茶を頂くことがあるのですが、
茶会は久々だったので、少し緊張しながら臨みました。
でも、いざ茶会が始まると、独特の空気感の中、
おもてなしの心や、不思議な一体感に包まれ、
談笑も交えながら、最後はとてもあたたかい気持ちになりました。
『名勝 無鄰菴』についても少しご紹介すると、
無鄰菴は、内閣総理大臣も務めた山縣有朋の別荘として、
明治時代に造営され、近代の名園として、国の名勝にも指定されています。
庭園は、七代目 小川治兵衛が作庭したもので、
この日は、庭師さんによる庭の解説もあり、
当時の秘話など、楽しいお話をたくさん聞くことができました。
東山を望む絶景に、色づいた紅葉、
そして、疎水から流れる水のせせらぎ、、
五感に響く、何とも言えない安らぎと
豊かな時間を過ごすことができました。
茶会の様子:着物のもみじに、おもてなしの心が伺えます
離れの洋館には、日露戦争開戦前の『無鄰菴会議』に使われた部屋が、当時のまま残されています
母屋から眺める開放的な芝生の丘、奥に見えるのは主山の東山
簡素な木造二階建ての母屋:二階のお座敷でお茶会が開かれました
庭には琵琶湖の疎水から引いた水に、色づいたもみじが流れます